今週末の2025年4月20日(日)、中山競馬場で行われる皐月賞2025。恐らく1番人気に支持されるであろうクロワデュノールだが、2024年の暮れに皐月賞と同じ舞台(中山芝2000m)で行われた2歳G1ホープフルステークスを圧倒的1番人気で制した後、皐月賞の前哨戦には出走せずに、ぶっつけで本番に向かうという、異例のローテショーンで皐月賞に出走予定だ。
実は今回のクロワデュノールと同じように、過去、ホープフルステークスを制した後、ぶっつけで皐月賞に出走した馬は2019年以降、4頭居て、そのうち2頭(コントレイルとサートゥルナーリア)は見事に皐月賞を制している。
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日付 | 馬名S | 性別 | 年齢 | 騎手 | 人気 | 着順 | 前走レース名 | 前走人気 | 前走着順 |
20240414 | レガレイラ | 牝 | 3 | 北村宏司 | 1 | 6 | ホープフG1 | 1 | 1 |
20220417 | ジャスティンパレス | 牡 | 3 | M.デム | 9 | 9 | ホープフG1 | 4 | 2 |
20220417 | キラーアビリティ | 牡 | 3 | 横山武史 | 4 | 13 | ホープフG1 | 2 | 1 |
20200419 | コントレイル | 牡 | 3 | 福永祐一 | 1 | 1 | ホープフG1 | 1 | 1 |
20190414 | サートゥルナーリア | 牡 | 3 | ルメール | 1 | 1 | ホープフG1 | 1 | 1 |
今回は、サートゥルナーリアが制した2019年の皐月賞が、比較的に今年の皐月賞出走予定馬と似た構図なので、今回は2019年の皐月賞を振り返ってみたい。
🐎 2019年 皐月賞(GⅠ) 概要
- 開催日:2019年4月14日(日)
- 場所:中山競馬場・芝2000m
- 天候/馬場:晴れ/良
- 出走頭数:18頭

📋 主な出走馬一覧(人気・着順付き)
着順
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馬名
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性別
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騎手
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調教師
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人気
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1着
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サートゥルナーリア
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牡
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C.ルメール
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角居勝彦
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1番人気
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2着
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ヴェロックス
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牡
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川田将雅
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中内田充正
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4番人気
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3着
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ダノンキングリー
|
牡
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戸崎圭太
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萩原清
|
3番人気
|
4着
|
アドマイヤマーズ
|
牡
|
M.デムーロ
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友道康夫
|
2番人気
|
5着
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クラージュゲリエ
|
牡
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横山典弘
|
池江泰寿
|
8番人気
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🏁 レース展開
このレースは、前哨戦のホープフルSを制した無敗の2歳王者サートゥルナーリアが注目されており、3歳初戦でクラシックに挑むという異例のローテーションも話題となっていました。
スタート直後、アドマイヤマーズやランスオブプラーナが前を取る形でレースが進行。一方、サートゥルナーリアは中団よりやや後ろの位置から落ち着いたレース運びをしました。
最終コーナーから直線にかけて、ヴェロックスが鋭く抜け出しを図るも、外から伸びてきたサートゥルナーリアが並ぶ間もなく交わし、クビ差でゴールイン。三冠の期待を高める強い勝ち方を見せました。

🐴 2019年皐月賞・注目出走馬の前評判詳細
🎯【サートゥルナーリア】(1番人気/1着)
- 戦績:無敗(3戦3勝)
- 主な勝ち鞍:ホープフルS(GⅠ)
- 前哨戦出走なし、ぶっつけ本番
- 前評判:
→ 2歳時にホープフルSを完勝し、クラシック最有力と目されていた良血馬。父ロードカナロア×母シーザリオという超良血で、「新時代の怪物」とも呼ばれていた。
→ 唯一の懸念は、3歳初戦でいきなりGⅠに出てくるという異例のローテ。調教の動きも良く、「仕上がりは万全」との声が多かった。
→ ルメール騎手が騎乗停止明けで騎乗、という点も注目された。
- 戦績:4戦4勝(無敗)
- 主な勝ち鞍:朝日杯フューチュリティS(GⅠ)
- 前走:共同通信杯(1着)
- 前評判:
→ 2歳王者の一角。サートゥルナーリアとは未対戦だったが、同じく無敗で臨むことから「世代最強決定戦」として注目された。
→ 気性にやや難ありと言われていたが、前走の勝ちっぷりから成長を感じさせた。
→ デムーロ騎手が継続騎乗で「強気の先行策」も期待されていた。
🌟【ダノンキングリー】(3番人気/3着)
- 戦績:3戦3勝
- 主な勝ち鞍:共同通信杯(GⅢ)
- 前評判:
→ 共同通信杯ではアドマイヤマーズを下しており、「本物の実力派」と注目。
→ 母系はディープインパクト産駒らしい切れ味型で、「東京向き」との評価が多かったが、中山でも対応可能と見られていた。
→ スムーズなら勝ち負け、という評価も多く、馬券圏内候補として非常に人気が高かった。
⚡【ヴェロックス】(4番人気/2着)
- 戦績:5戦3勝
- 前走:若葉ステークス(OP・1着)
- 前評判:
→ デビューから注目されていた素質馬だったが、重賞未勝利という点で少し評価は下がり気味。
→ ただし若葉Sでの圧勝劇で一気に評価が上昇。特にその時の走りが「別次元」と称された。
→ 川田騎手が「ずっと乗りたかった馬」と語っていたこともあり、関係者評価はかなり高かった。
🧠【クラージュゲリエ】(8番人気/5着)
- 主な勝ち鞍:京都2歳S
- 前走:弥生賞(3着)
- 前評判:
→ 弥生賞では好内容の3着。派手さはないが、堅実でタフな走りが魅力。
→ 重馬場の経験や中山適性が高く、穴馬として注目されていた。
🗂 その他注目馬の前評判(簡易)
- ニシノデイジー(9番人気/17着)
→ 東スポ杯2歳S勝ち馬。ホープフルSでは3着と好走も、直前のスプリングSで崩れたことから評価を落としていた。 - ファンタジスト(5番人気/13着)
→ スプリント路線で活躍していた馬で、距離延長への懸念が大きかった。スプリングS2着で一応格好はつけていたが、本質的にマイラー〜スプリンターという評価が強かった。
🧾 前評判まとめ
世代屈指のハイレベルな戦いとして注目され、のちのGⅠ戦線でも活躍する馬が多く出た印象的な一戦でした。
サートゥルナーリア vs アドマイヤマーズの無敗対決が大きな話題。
ダノンキングリー、ヴェロックスらの「新興勢力」も実力伯仲。
世代屈指のハイレベルな戦いとして注目され、のちのGⅠ戦線でも活躍する馬が多く出た印象的な一戦でした。
🗣 当時の評価・ファンの声
- 「無敗で皐月賞ってすごすぎる」
- 「サートゥルナーリアの加速力は異次元」
- 「ダノンキングリーは距離延長で真価を発揮するかも」
🏆 その後のクラシック戦線
- 日本ダービー(東京優駿):ロジャーバローズが勝利。サートゥルナーリアは4着。
- 菊花賞:ワールドプレミアが制覇。
皐月賞の勝ち馬がそのまま三冠に進むことはなかったものの、ハイレベルなメンバーがそろった年として記憶されています。
2025年の皐月賞の展望は?
2019年は、久々のハンデを跳ね返して、見事に皐月賞を優勝したサートゥルナーリア。
2025年の皐月賞も、2019年同様、共同通信杯を制したマスカレードボールや、若葉ステークスを制したジョバンニなどの多彩な伏兵馬が、2歳王者に立ちはだかると見られています。
ひと昔前はでは、3か月近い間隔を開けてG1に臨むステップは異質と見られていましたが、調教技術が進歩した昨今では、昔の常識は通用しなくなっているのかも知れません。
クロワデュノールも偉大な先輩に続けいて、王道ローテンションとしての地位を固めるか、今から皐月賞が楽しみですね。